VPNで安全にデータを送受信

固定IPを導入することで、VPNの構築が可能になります。
VPNは、安価で私的ネットワークを構築する技術であり、その回線を利用することで、まず「社外秘文書」「非公開文書」も比較的安全に送受信することができます。
比較的安全に、という表現にとどめた理由は、暗号化の強度によるためです。
暗号化とは、絵画をジグソーパズルで分解したと考えれば解りやすいと思います。
安易な暗号化、すなわちパズルのピースが少ない場合は、簡単に解読されてしまいます。
現在は、かなり強固な暗号化(細かいたくさんのパズルのピースに分解)で送受信が可能になっております。
また、遠く離れた拠点のコンピューター機器を、あたかも同じ社内にあるような感覚で共有することが可能になります。
例えば、これまでデータのやりとりをメールという手段で行っていた場合、データは分断化されるだけでなく、最新のデータの所在がどこかなどの問題も発生しますが、VPNでネットワークハードディスクを導入し、関係者が同じデータを参照することで、常に最新のデータを共有することが可能です。この技は、現在では「クラウド」で代用することも可能ですが、独自のクラウド環境を構築することが可能になります。
その他、映像を使ったライブ中継(会議)や、異なる拠点のパソコンの遠隔操作なども可能になります。

<参考> VPNのネットワーク環境遅延の解消に。固定IPも使えるOCNのIPoE。